ライブって、メタ的な視点を与えてくれる場所だと思う。
同じ空間に何千/何万人もの人が同じ空間に集まり、同じ音を浴び、同じ方向を見ていると、自分の人生だけが世界の中心ではないという感覚になれる気がする。
ライブだといつも以上に歌詞が刺さってくる感じがして、今まで抱えていた悩みや痛みが少しちっぽけなものに見えてくる。
もちろん悩みが消えるわけではないが、自分がその悩みに飲み込まれすぎていたことに気づける。認知の枠組みが一時的に広がる感覚。
会社や学校にいると、どうしてもその小さな世界の中の評価軸に引っ張られてしまう。小手先のスキル、肩書き、周りからの評価、誰がどれだけ進んでいるか、そんな手段の話ばかり。そんなものばかり見ていると、どんどん視野が狭くなっていく。そこで周りと比べて落ち込むだけならまだしも、自分自身の価値や存在意義に結びつけてしまう。
ライブに行くと、その狭くなった視野をもう一度広げてもらえる気がする。何のために生きているのか、何を成し遂げるべきか、考える余白を与えてくれる。
個人的に、特にアイドルのライブにはその力があると思う。ポジティブな言葉(掛け声)を叫んだり、意味はないけどみんなが同じ方向で同じ言葉を一緒に叫んだり、曲の歌詞を体で感じたり。そんな体験を通して、自分の悩みや失敗なんてちっぽけだなと感じさせてくれる。ライブの演出や構成、アイドル自身が持つストーリー性も重なって、目の前にかかっていた霧が少しずつ晴れていく。
※アイドルの定義について、誰かの人生に夢や希望を与えてくれる存在だと考えている。
本人が自身はアイドルじゃないといっていても、誰かの人生を照らしているのであればその人は立派なアイドルだと思う。
僕自身、悩みや焦りに溺れてどうしても視野が狭くなってしまいがちである。自分の現在地すら正しく把握できているかも怪しい。そんな自分に勝手に苦しくなっている。
ライブに行くと少しは思い出せる。世界は自分が思っている以上に広く複雑であること、自分の悩みは思っているほど絶対的ではないこと、それでも人生は自分でしか進められないこと。
やるしかない。やるしかない。とにかく黙って、地に足ついてやるしかない。
ライブに行くと、いつもそう思う。
一緒にライブ行こ。